社会福祉法人幸恵会 特別養護老人ホーム【中舘園】|小規模生活単位型介護老人福祉施設|ショートステイ|デイサービス|居宅介護支援事業

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社会福祉法人幸恵会

特別養護老人ホーム 中舘園
デイサービスセンターいきいき
〒308-0005
茨城県筑西市中舘266番地2
TEL.0296-23-1880
FAX.0296-24-5050

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小規模生活単位型特別養護老人ホーム
小規模生活単位型短期入所生活介護
通所介護
居宅介護支援事業所

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 サービス付き高齢者向け住宅愉庵

〒308-0005
茨城県筑西市中舘262番地

(特別養護老人ホーム中舘園敷地内)

TEL.0296-54-6192
FAX.0296-54-6194

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中舘園事業所内保育所てるてる

〒308-0005
茨城県筑西市中舘262番地

サービス付き高齢者向け住宅愉庵3階

TEL.0296-54-6159

031561
 

ケアマネコラム

 
フォーム
 
ご家族支援(後編)
2017-05-04
 長男さんと初対面。40代前半、茶髪、バンドマン持病あり(ヘルニア)、無職・・・さてどうしよう・・・。これまでの経過や現状の課題について説明するも、「ロックバンドとして成功する夢を諦め切れない」「茶髪は譲れない」「ヘルニアだから仕事はできない」などの理由から協力は難しいとのこと。
 その後も粘り強く面接を重ねていくと、長男さんの「生活」や「人柄」が徐々に見えてきました。
「相談や来園の依頼に対して、なんだかんだ言っても応じてくれる」「夢に向かって本気である」「病気に対する知識が不足している」「各種、相談窓口を知らない」「彼女さんがいる」「母親(ご本人)との接し方が分からないけど、息子としての自覚?役割?は感じている」など。長男さんの状況以外にも、ご本人の病状や認知症の症状、在宅復帰の可能性、他施設への入所なども含めて総合的に判断、今の時点でご本人にとってベストな選択は「環境を変えず、このまま施設で穏やかに過ごすこと」であるとの結論に至りました。
 その為にはどうするか。今よりも費用負担の少ない他施設への問い合わせや申し込み、専門医受診による自身の病状についての理解促進、ハローワークへ出向いて就活、義理の妹さんや弟さんへのご挨拶や関係性の維持など・・・前述したような長男さんの持つ「強み」を活かし、ひとつひとつ出来ることから取り組んでいきました。私は、介護支援専門員として長男さんに必要と思われる情報を提供しただけ・・・あとは長男さん自身が考え、時間はかかっても確実に行動を起こしてくれました。
 その結果、①茶髪のままでもできる仕事が見つかった②専門医の受診により「身体への負担が少ない仕事なら可能」ということが分かった③他施設の状況を調べることで、選択肢が限られていることに気付くことができた(待機者が多い、費用が高いなど)④義理の妹さんや弟さんの長男さんに対する見方が変わった、などの気付きや変化が生まれました。
 そして、xx+6年12月にご本人が亡くなられるまでの間、長男さんから義理の妹さんへ定期的な送金があり、利用料を滞納することなく、最後まで立派に身元引受人の役割を果たしてくれました。
 
 さて、今回の事例では何よりも「長男さんの変化」に驚かされました。「変化」というよりも「進化」に近いかなと。
 環境さえ整えれば、あとは持ち前の「強み」を活かして、自身で問題を解決することができるのだなと。結果として、ご本人にとってベストと思われる(関わった人すべてが納得できる)最期を迎えることができました。介護支援専門員としてこれ程嬉しいことはありません。ご本人の支援を通じて、ご家族の絆や役割を再構築できただけではなく、長男さん自身の成長(可能性)も見ることができたのだから。
 介護保険制度が始まったことで、介護の負担は少なくなったのかもしれません。しかし、一緒に「家族の絆や役割」みたいなものまで失くしてしまったのかも・・・。安易に介護保険サービスの利用を進めることがないよう、改めてケアマネジメントの本質について考えさせられる事例となりました。
 長男さんの最後の言葉が印象的でした。「中澤さん・・・最後の支払いっていくらですか?その分を残して葬儀をやらなくちゃならないので・・・」と。まさかバンドマンからそのような現実的な話が出るとは思いませんでしたが、「長男さんらしい」言葉だなと思いました♪
 
ご家族支援(前編)
2017-04-19
 久しぶりのケアマネコラムです(笑)。今回は「家族支援」についてのお話です。私たち介護支援専門員は「ご本人の自立支援」をお手伝いするのが仕事です。しかし、時にはご本人の自立支援に欠かせない「ご家族に対する支援」が必要な場合もあります。今回は、ある事例を通して、「ご家族の絆」と言う部分を伝えられればと思っております。
(事例概要)
・70代 女性
・アルツハイマー型認知症(発症から10年以上経過)
・平成xx年8月入所(入所時の状況)
要介護5。食事、排泄、入浴、その他身の回りの事にも全て介助を要する。簡単な単語程度は理解可能、文章になる程の会話力はない。身元引受人は「内縁の夫」と「義理の妹さん」。長男さん(今回の主人公)は遠方ということもあり、介護に関わる事はありませんでした。
 
 事のおこりはxx+2年8月・・内縁の夫が急死されたこと。
利用料の支払い、お小遣いの入金、日用品の購入など、主に経済面で支援してくれていた方です。
今後の支払いについて、第2身元引受人である義理の妹さんに相談したところ、「自分たちの生活もあるし、経済的な支援は難しい。内縁の夫が残してくれた預金があるうちはなんとかなるけど・・」との返事。話し合いの結果、義理の妹さんは金銭管理や日用品等の購入、相談窓口として役割を引き継いでくれることに。
 それから数年の間は、トラブル無く経過しました。その間にもご本人の認知症は徐々に進行し、単語の理解も難しくなり、自発的な言葉といえば「同じ言葉の繰り返し」のみ・・・。
そして、いよいよその日が来てしまいました。
 
 xx+5年1月、内縁の夫が残してくれた預金が底をついたのです。月々の支払いは平均8万円前後・・その他にもインフルエンザの予防接種、衣類の購入、栄養補助食品の購入(食事接種量が少なくなってきた為)、外出行事への参加(任意)などの費用がかかります・・・
 義理の妹さんだけではなく、ご本人の弟さんも交えて、今後のことについて相談しました。しかしそれぞれに「自分達の生活」があり、今以上の支援は難しいとのこと。特に経済的な支援は全く出来ないと・・・。
 万策尽きた頃、義理の妹さんから「長男さん」の話が出ました。入所時からその存在は知っていたのですが、入所の時点で全く関わりが無く、今後も登場することはないだろうと思い、私としてもノーマークの人物でした。長男さんに事情を説明すると、遠方にもかかわらず来園していただけることになりました。
 
 
 
 
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